
「保育園選びって、正解がわからない」
これは、かつての私自身の気持ちです。
長男は、現在の園で8園目。
認可・企業主導型・病院内託児所・一時保育・2園併用まで、
ほぼすべての保育形態を経験してきました。
決して望んで転園を繰り返したわけではありません。
仕事、妊娠、出産、夫の転勤や転職……。
親の都合に振り回してしまったという後悔と、
「せめて次こそは失敗したくない」という切実な思いの中で、
私は保育園を見続けてきました。
この記事では、
- 見学時に本当に見るべきポイント
- 通わせて初めて分かった“良い園・合わない園”の違い
- 「人気=正解」ではない理由
を、実体験ベースでお伝えします。
私が経験した8つの保育園

まず、簡単にこれまでの経緯をまとめます。
- 1園目:私が勤めていた病院の託児所
- 私がパワハラを受け退職 → 退園
- 2園目:転職先病院の託児所
- 妊娠をきっかけに退園(産後は預けられない規定)
- 3園目:産後3ヶ月のみ預かってくれる認可保育園
- 規定通り3ヶ月で退園
- 4園目:企業主導型保育園
- 空きがあれば一時的に保育可/費用は高額
- 夫の転勤で退園
- 5園目:認可保育園
- 空きがあれば一時的に保育可
- 夫の転職で退園
- 6・7園目:認可保育園
- 空きが少なく、認可保育園2園を併用して一時保育
- 8園目:現在通っている保育園
この経験があるからこそ、声を大にして言えます。
良い保育園は「条件」ではなく「相性」で決まる
見学で必ずチェックしてほしい5つのポイント

保育園見学は「10時」がいちばんおすすめ
これは、複数の園を見学し、実際に通わせてきたからこそ強く伝えたいポイントです。
保育園見学は、できれば午前10時前後を指定してください。
理由はとてもシンプルです。
- 朝の会が終わり、園の雰囲気が落ち着いている
- 朝のおやつの内容・食べ方が見られる
- 子どもたちが自由遊びをしている時間帯
- 転園してきた子・慣れていない子がどんな表情で過ごしているか分かる
そして何より、
この時間帯は、比較的保育士さんに余裕がある
という点が大きいです。
一方で、11時以降は一気に忙しくなります。
- 給食準備
- 給食介助
- 昼寝の準備・寝かしつけ
- 午後のおやつ
- お迎え・退園準備
この時間帯は、どんなに良い園でも保育士さんは戦場です。
忙しさの中では、
- 本来の声かけ
- 子どもとの関わり方
- 園全体の空気感
が見えにくくなってしまいます。
10時前後の見学でこそ、
- 「普段の園の姿」
- 「無理をしていない保育」
が、いちばんクリアに見えます。
保育士さんの「声のトーン」
子どもへの声かけが
- 命令口調になっていないか
- 忙しくても目を合わせているか
これは、どんなパンフレットより信頼できます。
子どもたちの表情
- 泣いている子が悪いわけではありません
- ただし、全体的に緊張していないかは重要
「ここは安心できる場所なんだ」と感じているかは、子どもの表情に出ます。
園の“ルール”が柔軟か
私がつらかったのは、
- 妊娠=即退園
- 産後は預けられない
といった、家庭事情に一切配慮のないルールでした。
もちろん園の事情もあります。
ただ、
「困ったとき、相談できる余地があるか」
ここは必ず確認してください。
保護者へのスタンス
- 連絡帳が事務的すぎないか
- 質問したときの反応はどうか
保育園は「子どもを預ける場所」ではなく、
一緒に子育てをするパートナーです。
親が無理をしなくていい立地・時間
結構大事なポイントです。
どんなに良い園でも、
- 通園がしんどい
- 仕事との両立が苦しい
となると、親の余裕は確実に削られます。
結果的に、それは子どもにも伝わります。
転園を繰り返して分かったこと

私は長い間、
「また環境を変えてしまった」
「落ち着かせてあげられなかった」
と自分を責めていました。
でも、今ならはっきり言えます。
親が必死に考えて選んだなら、それは“間違い”ではない
状況は変わります。
人生も、働き方も、家族の形も。
その中で、今の我が家に合う保育園を選び続けること
それ自体が、立派な子育てです。
今、いちばん満足している保育園の話

現在通っている保育園は、
0歳児クラスから年長クラスまで、園児60名以下の小規模な認可保育園です。
正直に言うと、ここは
第一希望でも、第二希望でもありませんでした。
当時の私は無職。
入園の選考基準はかなり低く、
この園は「11番目」に希望を書いた保育園でした。
それでも、今は胸を張って言えます。
今まで通った中で、いちばん満足しています。
派手さはない。でも、安心感がある
この園には、
- 人気のリトミック、体操教室
- 映える行事
- 豪華な遠足
は、正直ありません。
昨年は、資金不足を理由に遠足が中止になりました。
しかも園自体は年季が経ちボロボロ。
でも、その代わりにあるものがあります。
1クラス10名程度。保育士の目が行き届く
各クラスは10名程度。
そのため、
- 誰か一人が放置されることがない
- 小さな変化にもすぐ気づいてもらえる
万が一の事故が少なくなると感じています。
連絡帳と、降園時の言葉が“違う”
今の園は、連絡帳の内容がとても濃いです。
- どんな遊びをしたか
- 誰と関わっていたか
- 気持ちの変化
が、きちんと書かれています。
さらに、降園時には改めて
「今日はこんなことがありましたよ」
と、直接言葉で伝えてくれます。
これは、これまで通った園では
意外と少なかったことでした。
「疲れ切った顔」の保育士さんが少ない
過去の園では、
この世の終わりみたいな顔
をしている保育士さんを、正直何度も見ました。
忙しさや人手不足が原因だと思います。
今の園では、今のところ
そうした表情の保育士さんを見たことがありません。
これは、親としてかなり大きな安心材料です。
通勤途中に保育園がある
自宅と職場の間に保育園があり、
自転車で行ける距離であり、無理なく通園できていてありがたいです。

自転車は光の速度で運転。
いちばんの理由|子どもが「行きたい」と言う
何よりも大きいのは、
- 長男も
- 第二子の長女も
毎朝、保育園を楽しみにしていること。
今の園では、
保育園への行きしぶりを見たことがありません。
それが、良い保育園かどうかの答えでした。
転園を繰り返した罪悪感と、今だから言える本音

長男を初めて保育園に預けたとき、私は強い罪悪感を抱えていました。
「まだ小さいのに」
「本当は一緒にいた方がいいんじゃないか」
それが、1園目だけで終わらず、転園を重ねるたびに、
罪悪感はどんどん大きくなっていきました。
特に1歳〜3歳。
甘えたい、不安を感じやすい、安心できる大人を求める時期です。
それなのに、私たちは仕事、妊娠、出産、転勤、転職という
完全に大人の都合で、環境を変え続けてしまいました。
2歳を過ぎた頃からは、自我もはっきり出てきて、
- 朝の行きしぶり
- 靴を履きたがらない
- 園の前で泣き崩れる
そんな日も何度もありました。
「どうしてこんな思いをさせているんだろう」
「もっと安定した環境を用意できなかった」
そう自分を責めながら、送り出す朝は本当につらかったです。
それでも第2子が誕生し、知らない土地で、頼れる人が誰もいない環境では、
長男に保育園へ行ってもらうという選択肢しかありませんでした。
家で2人を見る余裕はなく、
上の子の心に向き合う余裕すら失ってしまいそうだったからです。
今振り返って思うのは、
あの選択は「逃げ」ではなく、家族が壊れないための判断だった
ということ。
転園を繰り返した事実は消えません。
でも、その裏側には
どうにか生活を守ろうとしたこと
が確かにありました。
もし今、同じように
「転園させてしまった自分はダメな親なのでは」と悩んでいる方がいたら、
声を大にして伝えたいです。
それでも考えて選び続けたあなたは、十分すぎるほど子どもを想っています。
最後に|迷ったらこのチェックリストで考えてみてください

ここまで読んでくださった方へ。
保育園選びに正解はありませんが、
「後悔しにくい判断」はできます。
最後に、私が8園を経験してたどり着いた
保育園選びチェックリストを置いておきます。
良い保育園かどうかを見極めるチェックリスト
見学・通園前・転園検討時に、ぜひ確認してみてください。
- □ 子どもが安心した表情で過ごしているか
- □ 行きしぶりが続いていないか(一時的ではなく慢性的か)
- □ 保育士さんの声かけが穏やかで、目を見て話しているか
- □ 忙しい時間帯以外の「普段の園の姿」を見学できたか(※10時前後)
- □ クラス人数に対して、目が行き届いていると感じるか
- □ 連絡帳の内容が具体的で、子どもの様子が想像できるか
- □ 降園時、必要なことを言葉で共有してもらえているか
- □ 保育士さんが疲れ切った表情をしていないか
- □ 園のルールが家庭事情に対して極端に厳しすぎないか
- □ 親自身が「ここなら通園続けられる」と感じているか
すべてにチェックが入らなくても大丈夫
大切なのは、
子どもと親、どちらかが無理をしすぎていないか
という一点です。
人気かどうか
第一希望かどうか
条件が良いかどうか
それらは、
「良い保育園」の絶対条件ではありません。
子どもが答えを教えてくれる
今、我が家の子どもたちは

明日も保育園あるね!

明日も保育園行く~!
と言ってくれます。
それが、
長い遠回りをしてきた私たち家族にとっての答えでした。
保育園選びで悩む時間は、
決して無駄ではありません。
この記事が、
誰かの自責を少し軽くし、
次の一歩を踏み出す判断材料になれば幸いです。
👇子どもがご飯を食べない話



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