適応障害で休職した僕が知った「傷病手当金」という制度について

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ある日突然、仕事に行けなくなりました。

心療内科を受診した結果、診断名は「適応障害」でした。

医師からは

「しばらく仕事を休みましょう」

と言われたものの、当時の僕が真っ先に考えたのはこれでした。

「収入はどうなるんだろう…」

僕は5歳と2歳の子どもを育てる30代の父親です。

住宅費や生活費、子育て費用など、毎月の支出もあります。

そんな時に知ったのが「傷病手当金」という制度でした。

この記事では、実際に適応障害で休職した僕の体験をもとに、

傷病手当金について分かりやすくまとめていきます。

同じように休職を考えている方の参考になれば嬉しいです。


傷病手当金とは?休職中の生活を支える制度

傷病手当金とは、病気やケガで働けなくなったときに、健康保険から支給されるお金のことです。

会社員の場合、休職して給料が出なくなると収入がゼロになる可能性があります。

そんなときに生活を支えるための制度が傷病手当金です。

支給される金額

傷病手当金の支給額は、簡単に言うと

「給与のおよそ3分の2」

です。

例えば月収30万円の場合、支給額はおおよそ次の通りです。

・1日あたり 約6,600円

・1ヶ月あたり 約20万円前後

満額の給与ではありませんが、収入が完全にゼロでないのはかなり助かります。

僕自身も、この制度があったことで

メンタル的にも実生活的にもかなり助けられました。

支給期間

傷病手当金は最大で

「通算1年6ヶ月」

受け取ることができます。

以前は途中で復職すると期間がリセットされる仕組みでしたが、

現在は通算で計算される制度に変わっています。

つまり、

休職 → 復職 → 再休職

となった場合でも、同じ病気で休む場合は

合計1年6ヶ月まで受給可能です。


傷病手当金を受け取るための条件

傷病手当金を受け取るには、いくつかの条件があります。

主な4つの条件

代表的な条件は次の4つです。

1.健康保険に加入していること

2.病気やケガで働けない状態であること

3.連続3日間を含み4日以上仕事を休んでいる事

4.休職中に給与が支払われていないこと

3.に関して補足すると

最初の3日間は有給や欠勤などで過ごし、

4日目から傷病手当金の対象になります。

僕の場合は、最初の3日間は有給休暇を使用しました。


実際に申請してみて感じたこと

僕が適応障害で休職したとき、正直この制度の存在をよく知りませんでした。

会社の人事担当から

「傷病手当金を申請できますよ」

と言われて初めて知ったのです。

申請は少し手間がかかる

申請にはいくつかの書類が必要です。

一般的には次の3つです。

・被保険者記入用:2枚

・事業主記入用(会社が記入する):1枚

・療養担当者記入用(医師が記入する):1枚

これらを揃えて健康保険へ提出します。

僕の場合は、会社指定の書類1枚(自分が記入する欄、医師が記入する欄)を

健康保険組合専用のサイトでWEB申請する形でした。

申請に関しては、あくまで健康保険組合とやり取りの為、

職場の人と関わらなくて良いのは

当時のメンタル的には助かりました。

そして実際に振り込まれるまでには、

約1〜2ヶ月ほどかかりました。(通常もこれくらいの様です。)

そのため、最初は少し不安でした。

「本当に振り込まれるのかな…」

そんな気持ちも正直ありました。

入金されたときの安心感

初めて傷病手当金が振り込まれたとき、

本当にホッとしたのを覚えています。

もちろん収入は減っています。

私の場合は2ヶ月分受け取ったのですが

1ヶ月目約24万円、2ヶ月目29万円でした。

(ご参考までに休職前の月は残業35h込みで月収53万円でした。)

それでも

・まとまったお金が入った

・休職中でも収入が0では無かった

そう思えたことで、だいぶ心が軽くなりました。

休職中は「早く働かなきゃ」という焦りも強いです。

ただ、

・傷病手当金がある

・給与のおよそ3分の2が最長1年6ヶ月もらえる

この土台があるだけで、回復に集中できるようになります。


適応障害で休職して感じた「お金の不安」

適応障害で一番つらかったのは、体調だけではありませんでした。

それは

「お金の不安」

です。

・このまま働けなかったらどうしよう

・家族に迷惑をかけてしまう

そんなことばかり考えていました。

だからこそ、傷病手当金のような制度を知ることはとても大切だと思います。

また、こういう不測の事態の為に、

普段から生活防衛資金として

半年~1年分の生活費を確保しておく必要があるのだと実感しました。


もし適応障害で休職するなら知っておいてほしいこと

最後に、僕の経験から伝えたいことがあります。

それは

「制度を知るだけでも心が軽くなる」

ということです。

適応障害になると、視野がとても狭くなります。

「もう終わりだ」と感じてしまうこともあります。

でも実際には

・傷病手当金

・休職制度

・産業医のサポート

など、働く人を守る仕組みはいくつもあります。

僕自身、休職する前はそれをほとんど知りませんでした。

もし今、同じように悩んでいる方がいるなら伝えたいです。

仕事よりも、まずは体と心が一番大切です。

そして、傷病手当金のような制度は「弱い人のためのもの」ではありません。

誰でも利用できる、正当な権利です。

無理をして壊れてしまう前に、こうした制度を頼ることも大切だと思います。

僕の体験が、誰かの不安を少しでも軽くするきっかけになれば嬉しいです。

👇適応障害になった時の話

【夫体験談】自身が経験した「適応障害」の話
夫が適応障害と診断されるまでに起きた出来事を本人目線で綴ります。回復途中だからこそ書ける、今の正直は記録です。

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